鳥取市保健所管内保育園における感染性胃腸炎の集団発生
鳥取市保健所管内保育園における感染性胃腸炎の集団発生
概要
10月31日(木)、岩美町内の保育園から鳥取市保健所に、「多数の園児・職員に、嘔吐・下痢等の症状が発生しており、有症者の一部からノロウイルスが検出されている。」との報告があった。
患者発生状況(10月31日(木)午前11時現在)
・園児:在籍者数98名、累計患者数22名、現有症状者数22名
・職員:在籍者数30名、累計患者数4名、現有症状者数4名
今後の対応
(1)施設及び家庭での二次感染防止対策の徹底の指導
(2)園児及び職員の健康調査の継続
感染性胃腸炎(5類感染症)
○感染性胃腸炎とは、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢などの胃腸症状を主とする感染症です。
○原因としては、細菌性のものとウイルス性のものがあり、ウイルス性のもののうち、ノロウイルス及びロタウイルスが代表的なものです。
○鳥取県感染症流行情報第43週(10月21日~10月27日)によると、県内では患者発生極小ですが、注意が必要です。
各施設における予防対策
○下痢、嘔吐、腹痛などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診すること。
○施設利用者等に用便後、調理前後、食事前の手洗いの励行を徹底すること。
○下痢便や嘔吐物の処理をする場合は、使い捨て手袋、エプロン、マスクを使用するとともに、手洗い、十分な消毒を行うこと。
○手すり、ドアノブ、汚染衣類等の消毒を行うこと。
○施設内で予防対策を確認し、正しい知識を普及すること。